The Story of ascorbio lab, 35 Years On
Your Vital Link To Vitamin C
開発から35年 あなたとビタミンCの架け橋に
- アスコルバイオ研究所の設立者で、岡山大学薬学部名誉教授の故・山本格は1989年、世界で初めてビタミンの中で最も壊れやすいとされながら、体内に取り込まれても壊れにくい「安定型ビタミンC誘導体:アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)」を発明しました。
- その後、2004年には大学発ベンチャーとして岡山県岡山市に「株式会社アスコルバイオ研究所」を設立。2005年に「プロビタC顆粒」、2011年には「高濃度プロビタCゲル」を発売。今では多くの人が当たり前のように摂取するようになった健康食品を介した予防医学としてのビタミンCを、初めて世に送り出した元祖として、以降、前者は20年、後者は10年以上にわたって、お子さまからお年寄りまで多くの方々に愛用いただいてきました。
- また、山本が株式会社アスコルバイオ研究所の社是とした「21世紀の医療は予防医学・代替医療・セルフメディケーションが中心となる」という確固たるものの背景は、2009年に山本が遺した下記の言葉からも、推し量ることができます。
- 「世界経済の極端な悪化、荒んだ心が原因の悲惨な事件、就職難、社会保障への不安と不信など、暗いニュースばかりで老若男女、すべての国民が夢と希望を描き難くなっているのも事実です。これらすべての要因がストレスとなり、体中にストレスホルモンを充満させ、また、脳の中のたくさんのサイトカイン(細胞ホルモン)のバランスが崩れ、精神の不安やうつ状態を作り出しています。今こそ、生体防御システムを広範囲に守ってくれる素晴らしい物質、すなわち『ビタミンC』の補給が大切です。しかし、考えてみると、日本人を含め現代人は便利さや手足を使わない労働を、また、おいしさと豊満な食欲のみを追い求めすぎてはいないでしょうか。前者は欲望と実態のない経済社会を作り、後者は粗悪食品の生産を促進する結果となり、結局は人間生活にひずみをもたらしているのかもしれません。警鐘と反省の時期がやってきているのだとの認識に立って、ひとり一人が行動し、実行できればと考えています」
- そして時は2023年、世界は山本がそう言語化した当時から大きく持ち直すことなく、一層「自分の身は自分で守る。自分の病気は自分で治す」を生活信条とすることが大切になっています。一方で環境汚染や自然災害など、私たちは身体と心の健康や価値観が揺れ動く不安定な時代を生き抜いていかなければなりません。
- ここに株式会社アスコルバイオ研究所の現代により求められるメッセージとともに、創設以来初めてとなるパッケージとウェブサイトのリニューアルを通して、岡山から世界へ、ビタミンCの価値を再提案し、健康食品を扱う研究開発型の企業としてさらなる新商品をお届けするべく社会においての役割を果たしていくことを誓い、長年のご愛顧のお礼とさせていただきます。
創業者について
株式会社アスコルバイオ研究所
ビタミンC誘導体「AA-2G」発明者・初代代表取締役
ビタミンC誘導体「AA-2G」発明者・初代代表取締役
山本 格
Itaru Yamamoto
Itaru Yamamoto
1939年兵庫県生まれ。大阪大学薬学部助手・助教授、米国ワックスマン研究所及びロッシュ分子生物学研究所の留学を経て、岡山大学薬学部教授(免疫学・予防医学専攻)に就任。在任中の1989年に国内外で特許取得した安定型ビタミンC(AA-2G)および 高浸透型ビタミンC(6-Acyl-AA-2G)を発明。さらに2004年9月、岡山大学発ベンチャー株式会社アスコルバイオ研究所を設立、代表取締役就任。2005年に岡山大学薬学部名誉教授授与。2005年にプロビタC顆粒、2011年に高濃度プロビタCゲル、それぞれ発売を開始。2019年に逝去。
山本格 受賞歴
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- 2000年7月
- 第25回 井上春成賞
井上春成賞委員会
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- 2000年10月
- 平成12年度 岡山県知事賞
社団法人 発明協会
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- 2003年5月
- 平成15年度 日本ビタミン学会賞
日本ビタミン学会
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- 2004年5月
- 第54回 工業技術賞
社団法人 大阪工研協会
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- 2004年7月
- 平成16年度 東久邇宮記念賞
東久邇宮記念会
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- 2005年1月
- 第63回 山陽新聞賞 学術功労
山陽新聞社
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- 2012年2月
- 第4回 ものづくり日本大賞 優秀賞
経済産業大臣
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- 2019年5月
- 令和元年春の叙勲 瑞宝中綬章受章
教育研究功労
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- 2019年5月
- 叙位 正四位 勅授
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- 2019年6月
- 令和元年度 日本ビタミン学会功労賞(日本ビタミン学会)