ビタミンCについて
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水溶性ビタミン
水に溶けやすい
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ビタミンB群、C
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脂溶性ビタミン
水に溶けにくく油(脂)に溶けやすい
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ビタミンA、D、E、K
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- そのほかにもビタミンCは、私たちの身体のあらゆる場所で大活躍しています。
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- 免疫機能を高める
血液中の白血球には体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し、排除する働きがあります。この白血球には他の細胞に比べて高濃度のビタミンCが蓄えられており、ビタミンCが十分にあることで白血球本来の機能がしっかりと発揮されます。白血球内のビタミンCは血液中から供給されますので、血液中ビタミンC濃度を高めておくことが重要です。
さらにビタミンCは、ウイルスに対抗する「インターフェロン」という物質の生成にも関わっていることが分かっています。風邪やストレス、感染症にかかると、体内のビタミンCは通常より早く消費されるため、こうした時期こそビタミンCの補給が重要になります。
このように、ビタミンCは白血球の働きを支え、体を病原体から守る仕組みに深く関わっており、免疫機能を高めているのです。 -
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- コラーゲンの生成を促す
コラーゲンは、私たちの皮膚や血管、骨、腱などに存在し、体を構成するタンパク質の約3割を占める大切な成分です。このコラーゲンは常に生成と分解のバランスをとって体内量が維持されますが、この生成に必須な成分がビタミンCなのです。コラーゲンが正しい構造で作られるには、生成の最初の段階でコラーゲン前駆体の中のアミノ酸(特に、プロリンとリジン)が「水酸化」という酵素反応を受ける必要があります。
この水酸化を担う酵素は鉄イオンが必要で、その鉄イオンを働ける状態に保つ役割を果たしているのがビタミンCです。つまり、ビタミンCがなければ酵素はうまく機能せず、コラーゲンが正常に作られないので、体は弱体化していきます(究極はビタミンC欠乏症である壊血病に陥ります)。
肌のハリやツヤ、血管や骨の丈夫さを支える土台となるコラーゲンをしっかりと生成するために、ビタミンCは欠かせない存在なのです。 -
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- メラニン生成を抑制する
メラニンは紫外線や活性酸素による障害を防ぐため、皮膚表皮や毛髪に存在します。メラニンはメラノサイトで生合成されますが、それが過剰になると皮膚におけるシミや色素沈着の原因となります。メラニン生成の出発物質はアミノ酸のチロシンで、これに「チロシナーゼ」という酵素が働いて作られます。
ビタミンCには、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、メラニンが過剰に作られるのを防ぎます。さらに、ビタミンCにはすでにできてしまった黒色のメラニンを、淡い色に還元する働きもあります。紫外線を浴びると肌はメラニンを作って自らを守ろうとしますが、この防御反応が過剰になるとシミやくすみにつながります。
紫外線対策のためにビタミンCを十分に摂取し補うことで、健康で美白を意識した肌を保つポイントになると考えられます。 -
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- 鉄の吸収を高める
人体にとって鉄は必須ミネラルであり、ヘモグロビンなどのタンパク質と結合して酸素運搬や貯蔵に不可欠です。鉄は体内で再循環しますが、不足すると貧血などの症状が出ます。野菜や穀物に含まれる非ヘム鉄は3価鉄の形が多く、そのままでは体に取り込みにくいという性質があります。
ビタミンCには、この吸収されにくい3価鉄を吸収されやすい2価鉄の状態に変える働きがあります。そのため、鉄を多く含む食品とビタミンCを一緒に摂ることで、鉄の吸収率を効率よく高めることができます。
貧血予防や解毒などのために鉄分補給を意識するときは、鉄とビタミンCを一緒に摂ることが理にかなっているのです。 -
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- カルシウムの体内代謝に関与する
骨や歯の形成や神経や筋肉の正常な機能に必要なカルシウムは、血中カルシウム濃度が厳密にコントロールされるとともに、腸管での吸収や骨への沈着といった一連の代謝プロセスで維持されています。ビタミンCは、骨の主要成分であるコラーゲンの生成を助けることで、カルシウムが沈着するための土台づくりを支えています。
カルシウムだけでなく、それを支えるコラーゲンの網目構造があってこそ丈夫な骨ができます。ビタミンC不足でコラーゲンの生成が滞ると、カルシウムが十分に沈着できない骨、つまり骨密度が低下した骨になってしまう可能性があります。
カルシウムを摂ることと合わせて、ビタミンCで骨の土台を整えることも骨の健康にとって大切なことです。 -
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- アミノ酸の代謝に関与する
私たちの体をつくるタンパク質の素となるアミノ酸は、それぞれがさまざまな酵素反応を経て、体に必要な物質へと変換されています。ビタミンCは、この代謝過程のいくつかの重要な反応に関わっています。
代表例が伝達物質として働く「アドレナリン」の合成です。これはチロシンを出発物質にして、その一過程でビタミンCが水酸化反応の必須成分として利用されます。また、アミノ酸の一種リジンからは、脂肪酸からのエネルギー代謝に欠かせない「カルニチン」が作られ、この反応にもビタミンCは必要です。どの反応にもビタミンCを補因子として利用する酵素が関わっており、ビタミンCが不足するとこれらの変換反応も滞ってしまいます。
このように、目立たないながらも体内の物質代謝を支える縁の下の力持ちとして、ビタミンCはアミノ酸代謝に関わっています。 -
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- 糖の代謝に関与する
ビタミンCは、体内での化学構造が還元型(アスコルビン酸)と酸化型(デヒドロアスコルビン酸)をとるため、その酸化型はブドウ糖(グルコース)と共通の輸送体を介する(細胞に取り込まれる際に同じ「輸送の扉」を使って運ばれる)ことが知られています。そのため、摂取したビタミンCの量によってはブドウ糖(グルコース)の取り込みに影響が及ぶことがある可能性もあります。
それ以上に、体内でブドウ糖(グルコース)からエネルギーが産生されるとき、特に血糖値が高い時などには活性酸素が産生されやすくなるため、その酸化ストレスを予防するためには抗酸化作用の高いビタミンCが必要になります。体内のビタミンC濃度が不足すると糖尿病のリスクが高まることも指摘されています。糖と上手に付き合いながらビタミンCを十分に確保することが、体調管理の面でも意味を持ちます。
エネルギー代謝の土台である糖の体内での利用とビタミンCは、密接に関係し合っているのです。 -
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- アレルギー反応で生じるヒスタミンの放出を抑える
花粉症や蕁麻疹(じんましん)などのアレルギー症状は、免疫の過敏反応であり、体内の「肥満細胞」から放出される「ヒスタミン」という物質が主な原因の一つです。ヒスタミンが放出されると、血管が広がったり炎症が起きたりして、かゆみや鼻水などの症状が現れます。
ビタミンCには、このヒスタミンの過剰な放出を抑える働きや抗炎症作用があるとされています。大量摂取時の薬理作用として抗ヒスタミン作用が報告されており、アレルギー体質の方にとって注目したい働きの一つです。
季節の変わり目や花粉の時期には、ビタミンCを意識して補うこともセルフケアの一つといえるでしょう。 -
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- ストレスを軽減するホルモンの生成を促す
私たちがストレスを感じると、体は「副腎皮質ホルモン」と呼ばれるホルモンを分泌して、そのストレスに対抗しようとします。このホルモンをつくる副腎には、他の臓器に比べて非常に多くのビタミンCが蓄えられています。
肉体的・精神的ストレスがかかると、このホルモンの合成・分泌量が増えるため、副腎内のビタミンCが重要になります。さらに、ストレスによって発生する活性酸素を消去するために抗酸化物質としてのビタミンCが使われ、通常の数倍の量が消費されるといわれています。忙しい毎日でストレスを感じやすい人ほど、ビタミンCの消費が早まっている可能性があります。意識して補うことが、ストレスに負けない体づくりにつながります。 -
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- アルコールの分解を助ける
お酒を飲むと、体内に取り込まれたアルコールは肝臓で段階的に分解されます。まずアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドという物質に変わり、次いでアセトアルデヒド脱水素酵素によって無害な酢酸へと分解されていきます。
この一連の分解プロセスにはビタミンCも関わっており、アルコールを多く摂取するとその分解のためにビタミンCの消費も早くなります。飲酒の機会が多い人ほど、体内のビタミンCが不足しやすい状態にあるといえます。
お酒を楽しむ方は、日頃からビタミンCを意識して補っておくことが大切です。 -
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- タバコの解毒・代謝に関与する
タバコの煙には、ニコチンをはじめとする非常に多くの有害物質が含まれています。これらの体内に入った有害物質(生体異物)は、肝臓にある「シトクロームP-450」という酵素群によって解毒・代謝されますが、この酵素タンパク質の合成や働きを維持するためにビタミンCが必要です。
喫煙習慣のある人の血中ビタミンC濃度は非喫煙の人より著しく低く、解毒・代謝のためにより多くのビタミンCが消費されているといわれています。これは自分が吸う場合だけでなく、周囲の副流煙を吸う人にも同様にビタミンCの消費が高じていることが分かっています。
喫煙習慣のある方や受動喫煙の機会が多い方は、体内のビタミンCが慢性的に不足しやすい状態にあることを知っておくとよいでしょう。
- 風邪
- 風邪のウィルスと直接的・間接的に闘うことで、ビタミンCは急激に失われます。
- 飲酒
- アルコールを多量に摂取すると、その分解を助けるビタミンCの消費も早くなります。
- 喫煙
- たばこ1本で25~100 mgのビタミンCが失われます。また副流煙でも消費されてしまいます。
- ストレス
- ビタミンCはストレスを跳ね返すメカニズムに関与しているため普段の3~8倍の量が失われます。
- 激しい運動
- 汗とともにビタミンCが失われ、エネルギーを大量に消費することでビタミンCの消耗も激しく、尿中への排泄も多くなります。
- ウイルス感染症
- 風邪と同様、ウイルス感染症においても、やはり急速にビタミンCが失われます。
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